モートン病
- 歩いているとつま先が痛む
- つま先立ちが痛みで不可能
- 足の裏や足趾の付け根に痛みやしびれがある
- 特に第三趾(中指)外側と第四趾(薬指)内側の感覚が無く違和感
モートン病とは|福井市 大坪整骨院
モートン病は、足首から指先に向かう神経(底側趾神経)が、足趾の付け根の骨の間に挟まって圧迫されたり、足裏の靭帯(深横中足靭帯)に挟まって炎症が起きたり、神経が腫れてこぶができることで鋭い痛みや焼かれるような痛みが足趾付け根~趾先にかけて起きるという特徴があります。
足趾の第三趾(中指)と第四趾(薬指)の間に発症することが最も多く(約66%)、次に第二~第三趾間(約30%)、第四趾~第五趾間(2%)に起こります。
特に中指と薬指の付け根や裏あたりにしびれ・痛みが出ている場合はモートン病と考えられます。
40~60歳代の中年女性に多く、特にハイヒールをよく履く人に多いと言われ、男女比は1:4とされています。
歩行時に突然発症することが多く、足背まで放散痛や安静時痛が起きることがあります。しびれ等の知覚障害もありますが、運動障害はありません。
最初は歩行時のみに発生しますが次第に進行していくとじっとしていても痛みやしびれを感じるようになります。歩行や長時間の立位にて増悪し、靴を脱いだり安静にすると改善します。また靴の中に異物感を生じたり、チクチクした痛みを感じることもあります。
およそ二割の人が両側の足に発生します。
モートン病と似た症状の疾患として、足底筋膜炎と足根管症候群があります。
足底筋膜炎はかかとや土踏まず付近に症状が発生します。
足根管症候群はかかと以外の足裏~足趾にかけてしびれや痛みが生じるものとなり、足の甲や足首より上に症状が出るモートン病とは発症部位が異なります。
モートン病の診断には、Mulderテストと言う足趾の付け根部で足を横から挟むように圧迫し、痛みが誘発されるかどうかを診る方法があります。また、足趾を背屈もしくはつま先立ちをして頂くことで痛みが強くなります。
モートン病の原因とは|福井市 大坪整骨院
モートン病の起こりやすい原因として
・足に合わない幅狭な靴や高いヒールの靴を無理に履き続けている
・中腰での作業やつま先立ちにて負担がかかる動作が多い
・筋肉の衰えによる偏平足や外反母趾
・関節リウマチ
・過度なランニング
などがあげられます。
モートン病の予防とは|福井市 大坪整骨院
モートン病は足の横アーチの低下が原因となりますので、横アーチ低下の悪化防止を目的としてアーチを形成する筋肉の運動や、足首の硬さを改善するストレッチが有効です。
足裏を軟らかく保つために足の指でグーチョキパー運動、足趾で床に敷いたタオルを掴むように手繰り寄せるタオルギャザー運動も効果的です。
タオルを床に敷いて足の指の力で手前にたぐり寄せ、全てたぐり寄せたら次はタオルを戻すように足の指の力で押し出し …という運動を数回行いましょう。
また、足首の硬さを改善するにはふくらはぎを伸ばすストレッチを行います。
直立姿勢から患側の足を大きく後ろに引きかかとを床に付け、同時に反対側の膝を軽く曲げて上体の重みをかける動作のアキレス腱伸ばしが有効です。
モートン病の治療方法とは|福井市 大坪整骨院
まずはヒールの高い靴や、足先に負担のかかりやすい先細い靴は避けましょう。
痛みのある部位に負担がかからないよう、クッション性のある靴を選んだりヒールを低くしたり中敷きを使用する等して、痛みのある場所に負担がかからないようにします。
その上で大坪整骨院では根本的な改善を目指していきます。
電気治療器や手技により、足底を含めた下肢全体の筋緊張の緩和と、骨盤矯正や股関節矯正によるバランス調整を行い、下半身の血流改善及び身体の重心を整えます。
モートン病の多くは保存療法で改善が見込めますが、三か月ほど保存療法で症状が改善しなければ手術を検討して頂く必要がとなることもございますので、気になる症状がございましたらお早めにご相談ください。
執筆者:
柔道整復師 大坪整骨院 院長 大坪正明
福井市で開業以来、地元の方の健康をお守りする事を使命とし、日々施術を行っております。どこに行っても改善されない肩こり・腰痛・しびれなどのお悩みはぜひ当院にご相談ください。
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